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相当前に発売された旧キットですが意外と良く出来ておりある程度改修すれば最新のキットと並べても違和感の無い物だと思います。今回は最新のキットに負けない様にプロポーション、ディティールの改修を中心に製作しました。

基本工程
仮組み→改修→表面処理400番ペーパー(ゲート処理、ヒケ処理、パーティングライン消し、合せ目消し)→800番(表面処理)→1200番サーフェイサー→塗装→すみ入れ→デカール貼り→つや消しトップコート→組み上げ→最終チェックの手順で製作しています。

製作改修
ほとんどのパーツで接着合せ目消しがあり中でも八本ある足は大変でした。パーツの精度も今のキットとは比べようも無く低く整形も時間がかかりました。昔のキットなのでスナップキットではなく接着も必要なのでその点にも気を使いました。

頭部
・モノアイはくり貫き丸モールドクリアーレンズに交換しました。(モノアイは固定です)
・モノアイ周辺に軽く筋彫りを入れました。
・口のダクトは切取りモールドパーツに置き換えました。
・頭部と内部のパーツは後ハメ加工しわずかに動く位に遊びを持たせました。
胴体
全体に横につぶれたすぎた形なので幅を詰め延長しました。
・胸部は側面から幅を詰めました。
・ダクト上部のは平べったかったので厚み出し形状変更しました。
・腹部はほとんど無い状態だったのでプラバンで新造しました。
・胸のダクト内部、脇の下など開いている箇所ににモールドパーツを埋めました。
・ランドセルも幅を詰めた胴体に合わせ中央から切断し幅を詰めました。
・プロペラタンクを製作追加しました。
腕部
・各関節はかなり緩かったので軸を太らせるなどしてきつくしました。
・指先は穴が開いていないうえに歪な形状でしたので切取り市販パーツに交換しました。
・二の腕のバーニアは淵を薄く削りシャープに整形しました。
脚部
・足の付け根を2mm延長しました。
・シリンダー部分はアルミテープをはりました。(取れやすいのでGクリアーで接着しました。)
・バーニアは淵を削りシャープに整形し中にコトブキヤのバーニアを入れました。
・各所にマイナスモールドを貼りました。
その他
・ディスプレイ用台座が付属します。アクションベースは形状の問題で普通には使えません。(撮影には脇に引っ掛けるタイプの金具をアクションベースに取り付け使用しています)

塗装
本体はほとんど白一色ですが赤いラインがかなり入りマスキングが大変でした。(ラインはすべて塗装です)またパッケージや設定画のイメージで暖色系の白のグラデーション塗装としました

G=ガイヤカラー
M=MRカラー
F=フィニッシャーズカラー

本体:Gピュアブラック→Mニュートラルグレー+Mブラウン→Gピュアホワイト+Mセールカラー+Mイエロー少量
赤ライン:Mレッド+Mイエロー+Gピュアホワイト
バーニア等:Gピュアブラック→Gガンメタル
スミイレ:タミヤエナメルジャーマングレー
トップコート:GEXフラットクリアー

デカール
パッケージを参考にマーキングしました。使用デカールは付属の物、ガンダムデカールなどでマーキングしました。使用デカールは付属の物、ガンダムデカールなどでマークソフターで密着させています。